アクセスアップ論について

 私がいわゆるテキストサイト界にめぐり合った頃は「アクセスアップ論」が流行っていて、そのことにたいする批判があってという状態でした。現在は有名どころが次々と削除して、下火になってしまったようですが。(2001.12)

  

アクセスアップ論に対する批判として多く目にしたのは、「内容も伴わずにアクセスアップしても無理がある」というやつですね。

 アクセスアップを語る方々はこれにたいしての明確な反論をしていません。何と言われようがアクセスアップしたいというくらいでしょうか。

テキストサイトでは文章とテーマに重きを置き、アクセスアップはその結果という考え方が主流ですからねぇ。

 

でも、インターネットにはアクセスアップをメインテーマとしたサイトも多いです。そんなアクセスアップ系サイトにはまったことがある人間として、「アクセスアップ論批判に反論」したいと思います。

 

「アクセスアップ論もまた内容の一つ」

 

 単にテーマがアクセスアップというだけです。そのことについて考えて書いて、公開した時点で立派な作品の一つです。

 

「そういうところのアクセスがたいしたことがないのは大笑い」という声もあるようです。

でも、ネットサーフィンをしている方々の大半は「不特定多数向けのホームページをもっていない方々」です。一般的なテーマに比べて、ターゲットを絞り込んだホームページのアクセス数が少ないのは仕方がないことではないでしょうか。

私もホームページをもつまではまったく興味がありませんでした。でも、ターゲットを絞っている分、コアなファンがついているような気がします。掲示板などの盛り上がりは半端じゃありません。普通の掲示板でよく見かける一行の挨拶だけという書き込みはまず見ないですからねぇ。

 

実はこのアクセスアップ論、よく読むとかなり奥深いものではないかと思います。

何気ない言動の一つ一つにもその方の物事への考え方が反映されるものです。(心理ゲームはそれを利用したものです)

自分の内面を表現する文章はさらにその傾向が強くなります。どういうテーマについて書いたものであれ、ある程度の量があれば「その方」が見えてくるものです。

そして、サイト運営とアクセスアップについての考え方というのは、ほかのテーマに比べて「その方の人生観」がはっきり見えるものだと思います。

人生について語れと言われると「よしてくれよ」と照れてしまう人間でも、サイトやアクセスアップについて語れというと意外と気軽に書けてしまうものなんです。

 

では、勝手に解釈、勝手に解説いってみましょう。

 

1.スタートした時点。

「アクセスアップしたい」は出世したい。成功したい。

「好きなものをのんびり」は楽しいことが大切と思っている。他のものに重きを置いているか。

 

2.アクセスアップしようとしてうまくいかずに悩む。

思うように出世しない状態。そこで成功者を妬むか、成功者に便乗しようとするか、マイペースでのんびりやるか、やめてしまうか。

 

3.ある程度のアクセスを稼ぐようになる。(人気・大手サイトと呼ばれるところも)

成功したあと。奢り高ぶるか、あくまで冷静か。

冷静なままの人間は凄いなと尊敬します。でも、個人的に共感するのは舞い上がって、調子に乗ったことがある人間ですね。感情に波があってこその人間だと思うので。

←私がいろいろと馬鹿やったもので。ええ。本当にいろいろと。

 

4.トラブルに巻き込まるなど壁にぶち当たり、方向性に悩む。

乗り越えるか、そのまま挫折するか。

 

5.スランプを乗り越える。

新たな道が開けてきます。そして、また壁にぶち当たる。その繰り返し。

 

そんなわけでアクセスアップ論、読んでいてとっても楽しくて、大好きなんですけど。ホームページをもっていない方も楽しく読めると思いますので一度見てみてくださいね。

と書いてしまうと書けなくなってしまう方々、続出でしょうか。

 

私自身のアクセスアップについての考え方。もう、あちこちで書いているけど。

アクセスアップにこだわるところが大好きです。私自身が書いたからには多くの方々に読んでもらいたいと思って書いていますから。ただ、私にとっては「多くの方に見てもらう手段としてのアクセスアップ」です。アクセスにこだわって本当に書きたいものが書けなくなってしまったら本末転倒だと思います。

だから、本当に読んでもらいたいものは読んでもらいたい方々がいる場所に行って書いたほうが手っ取り早いと思っています。ホームページ自体にきてもらわなくても文章そのものを目にする可能性が高ければオッケーですので。

 

実はネット利用マニュアル・ネチケット・自己防衛と呼ばれるジャンルでは「転載大歓迎」というところがかなりあります。中には「全部を転載してもらえた時点で閉鎖します。どこからの転載というのも一切書かなくていいです」というところも。

←確かに本気で使いやすさを追求したら、維持費も馬鹿にならないですよね。うちは無料スペースを使っていますが。バーナーの分だけ開くのが遅くなり、それで見なくなる方々もいるというご意見もあります。でも、気にしたらきりがないですからね。

 

私のところは「転載はご遠慮ください」と書いていますけどね。一部転載だと意味が全然違ってしまう可能性が高いからです。それがなければ思いっきり転載していただきたいところなのですが。難しいところです。

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