訴えてやるといわれたら

「感想メールへの返事」でストーカー規正法について触れました。返事なのに何故かストーカーの法律に話が脱線しているというご意見がありました。一応、文末の注釈にしておいたのですが。

元々、このホームページはネット初心者が経験する様々なことについて語ったエッセイを置いておく場所でした。内輪向けの近況報告「前略訪問者様」がメインになって久しいですが。

 

インターネットは様々な方々が利用しています。価値観が違うだけに意見の食い違いが生じて、トラブルに発展することもあります。誹謗中傷のようなことを書いてくる方々。ウイルス等システム面での妨害をしてくる方々。脅迫めいたことを言う方々。訴えると言う方々に出くわすこともあるでしょう。

現実社会でも知名度の高い企業が提供している公式ホームページを見るだけ、自分からは何も動かないならそのような問題に出くわすことはまずありません。見ているだけでも出くわすことのあるブラクラ(パソコンにいたずらするシステム)も企業が提供することはまずありえないでしょうし。

でも、やはりインターネットは利用者が相互に情報等を提供し合うというのが醍醐味。少しは大胆になってみないとインターネットの面白さを満喫することはできません。その場合、あらかじめ対処方法を知っておいたほうが安心して、楽しむことができます。トラブルで疲れ切ってやめてしまっては、高いお金を出してパソコンを買って、プロバイダーと契約したのにもったいないです。

「ネット被害対策室」

http://www002.upp.so-net.ne.jp/dalk/higai.html

 の基本ページくらいは見ておいたほうがいいでしょう。なお、書籍も出版予定だそうです。

 さらにディープに味わいたい方は

インターネット研究会J

http://homepage2.nifty.com/Daiou2/index.htm

 サイト運営がメインですが、ネットトラブルについても充実しています。

 以上です。でも充分なのですが、「それならトップページにリンクと紹介文を常駐させておけば充分」とツッコミが入りそうなのでちょっとがんばってみます。

 

 「通報します・訴訟を起こすと言われちゃいました。ぐすん」

意外と出くわすことが多いものです。ニュースでもよく報道されている「不正請求」に「○○日までに支払いがなければ訴訟を起こします」などと書かれていることでも有名ですね。ケンカなどをした際に「それは犯罪行為であるから通報する・訴える」と言われることもあります。

対処方法・・自分に非がないようなら「通報してください。裁判に応じます」

 

相手が自分の情報を知らないようなら放置。

「不正請求」などの場合です。わかりやすい例を申し上げると「名前・住所・電話番号・クレジットカード番号を知らせてください」とあったら、相手はメールアドレスしか知りません。そのまま、ゴミ箱に捨ててください。「支払わないと利息が増えて・・」とありますが、メールアドレスしか知らない相手から取り立てるのはまず不可能です。「技術者がいて、プロバイダーに知り合いがいて、情報がわかる」というケースもありますが、それらはすべて違法行為。逆に業者が警察に通報されてしまいます。そこまで危ない橋を渡って取り立てることはまずありえません。

 

 相手が自分の情報を知っている場合は「通報してください。裁判に応じます」ときっぱり言います。

 安易に犯罪だと騒ぎ立てる方々は法律がよくわかっていません。通報したり、訴訟を起こすために弁護士に依頼したところで宥められ、やめるように説得されることでしょう。警察はどう考えても罪を犯していない人間をわざわざ取り調べません。弁護士はどう考えても勝ち目がなさそうな裁判はしたがりません。

わかっている場合は面倒ごとを嫌う人間を脅すために言っていることがほとんどです。実際に通報・訴訟されることはまずありません。まれに「示談」を持ちかけてくるケースがあるくらいでしょうか。その際は「裁判に応じますので、訴訟を起こしてください」と言いましょう。勝ち目のない訴訟を起こすことはまずありません。裁判というのは一般的にとても時間とお金がかかるものだからです。(大変すぎるというので簡易裁判というシステムができた程度)

 

 自分に非がある場合でも心から謝罪した上で、最初から素直に通報・裁判に応じたほうが無難です。社会的名誉が傷つけられることもあるかもしれません。でも、結果的に負担が少なくて済むことが多いです。一度お金を出したりするととことんむしられてしまうことが多いので。

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54.感想メールへの返事 56.社会人と「雑用」