「お茶汲み問題」でごたついていました

 チャットなどで話していると「イマドキあるの?」とか「お茶なんて優雅でいいよね。忙しくてそんな暇がない」と言われまくり。

そういう世間様の流れもあって、中途半端な状態になっているカンジです。まずお茶の時間があってみんなが休憩という優雅なものではありません。入れる職場では決まった時間にお茶碗を集めて入れるというヤツでした。その間もほかの方々は当然、殺伐と仕事をしています。今の職場では「自分で入れる・片付けだけ女性が交代で」になっています。

 

今の職場にきた当時、決まった時間に女性で紅茶を飲む習慣があって気づきました。入れる時間が決まっていると時間までに飲み終わらなくてはいけなくて、その直前は飲みきっていて喉が渇いていてもお茶が飲めないのですよね。これ、すごくキツイのですが。投薬治療の副作用でやたらと喉が渇くというのもあるのですけど。

ついでに当時、ころころ薬を変えられてしまったせいでしょうか。副作用が激しくなっていました。頭痛とめまいがひどくなり、とうとう休みました。このときに水を飲んでいたら落ち着きました。というわけでカフェインがないものを飲むことにするからと紅茶のお仲間から脱退。不機嫌になって、正直言って面倒でした。

ちなみに休むという電話をどう解釈したのか当時の上司が家に電話して凄まじい説明をしたらしく、家族に無理やり頭のMRIを取らされるというおまけつき。この方にはほかにも電話に出ないなどと文句を言われたりしたのですが、起き上がって家の電話に出られる状態なら仕事に行きますから。子機があるのですが調子が悪くて相手の声はほとんど聞き取れません。我が家ではしばしばケンカの原因になっているのですが、私はめったに電話を使わないので見なかったことにしています。

 

 中途半端な状態で残すより、いっそセルフサービスのほうがいいのではないか。これは就職したときからずっと思っていました。

でも、不思議なことに廃止の方向に流れても、意外と反対するのは女性なのですよ。管理職の女性にさえも何でやらないと厭味を言ってしまったりします。そして、たいていこういうタイプの方々は機嫌を損ねると仕事の面で支障がでます。

「職業人としての自覚に欠けている」

と文句を言ったところで、実際に影響が出て困るのは自分ですしね。揉めて時間・労力をかけるより、譲れる部分は譲ってしまったほうがラクです。事なかれ主義万歳。

 

全面的に廃止というのが出ました。しかも具体的に。

たびたび出ていているのですが、何気なく流されていました。本音を言うと全面的になくなってほしいと思います。片付けなどがどうこうよりも、それにまつわるいざこざが面倒です。

 みんなでお金を集めて買うというと必ず文句が出てくるのですよ。茶葉の使い方・飲む頻度。購入の種類。など。

 いろいろ言われるのが面倒なので自分で用意しています。副作用対策で用意したのがはじまりですが、そのほうがラクだと気づきました。そういうのもコミュニケーションと思えるほど、対人能力はありませんし。

 

 さっそくあれこれ言い出しました。「自分の時代に改革するのではなく、すでに終わったところにいきたい」というのが本音です。こういう状況では片付けをするのにも戸惑いがあります。洗い場の利用時間が気になるところですが、下手に動くと結論を出してしまっているようではないですか。ぐちぐち言っていた女性たちに恨まれそうではないですか。さっさとケリをつけたいと思い、現状についてまとめて係長に出しました。

 翌日、廃止という結論になったようです。でも、小耳にはさんだのを確認したというカンジで、はっきりしない状況。案の定、周知徹底されずに時間を迎えています。中間管理職の女性が宣言したら大騒ぎ。多分、私の報告書が決定打になったのだろうと張り紙を用意した私にも火の粉が降りかかってきます。あれこれ文句を言っていた割にこういうときには沈黙の女性たち。勘弁してください。

施設等の問題が出て、結果的に現状維持になりました。報告書にも書いたのですけど、人数の割に洗う場所が少ないのです。

 

曖昧にして事が収まるのを待つ。好き勝手に言って、いざとなったら沈黙。

 そういう生き方ができたらいいのになぁとつくづく思いました。できていたら、今ごろこのホームページはないのですが。

 

2004.9.27

私がいる部屋では各自で洗うということになりました。現状のままの部署に迷惑をかけないように心がけるということで。ほかにもはっきりとではないけど、励ましていただいているのを感じました。

 

おまけ・「お客さま」にお茶を

 

部屋にきた方々に出すことがあります。「あくまで個人で」ということを明確にするために自分のものを出しています。そのせいでしょうか。「ここの部屋にくると不思議なものが出てくるね」になっています。衝動買いしたもののあまり消費が進まなくて、そのまま賞味期限を迎えてしまう気がするものを使っているからでしょう。衝動買いというのはそういうものです。

 

お茶を出すのは時代遅れというご意見もありますが、お茶を出すと少なくとも飲む間はその場にとどまるという現象があります。飲みの席を設けるほど手間・お金をかけずに交流の時間をつくれる古典的なテクニックです。

女性・下っ端が出すものと決め付けてしまうから諸悪の根源のように言われてしまうのです。

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