エンターティメントとしてのWEB投げ銭

 WEB投げ銭ですが、「ろじっくぱらだいす」が提唱してるような「面白かった。投げ銭」という域にまで到達するにはかなりの年月を要すると思います。。「インターネット上の個人が趣味で提供しているものはただで見られるもの」という意識を拭うのは難しいと思うんですよね。

とりあえずはクリスマス・バレンタインディー・誕生日などのイベント時にプレゼントを贈る代わりに・・という使われ方から始まっていくのではないでしょうか。
 で、こういう時期は「エンターティメントとしての投げ銭」も成り立つのではないかと思うんです。

 テキスト系サイトを見る方々は漫画・アニメなどにはまったことがある人が多い気がします。キャラクターに入れ込んでファンレターを書いたり、プレゼントを書いたりした方もいるでしょう。
 私はやったことがあります。これがすっごい楽しいんですよね。送ってもお返しなんかはまず返ってきません。人気作家だと出来合いのハガキすら届かないことがほとんどです。

でも、「いろいろ想像を膨らませながら送る」ということ自体が楽しいんです。
 ただ、いいオトナになってくるとさすがに恥ずかしくてできなくなってきます。実生活でやればいいと思われるでしょう。でも、オトナになったからといってできるとは限らないんですよね。恋人がいなかったり、いてもそういうイベントに背を向けている人だったりと、結婚していてそういうのは今更気恥ずかしい雰囲気だったり。
 その受け皿にサイト管理人さんがなってくれると面白いのではないかと思うんです。実際、私は投げ銭したときにワクワクしました。「若いお兄さんに贈り物をしている自分」という事実に酔えました。正直言うと投げ銭をしたというより、「ワクワクする気持ち」を買ったというところです。
 私、痛いんでしょうか。

 投げ銭をするときに説明を読んでいて、思いました。元々は通信販売のシステムのようですし、イベントのような雰囲気が出せるのではないかと。
 通常ヴァージョン以外に。イベントごとに模様替えしてみるとか。たとえばバレンタインディーなら 「○○のチョコレートを贈る」など、商品名と価格をいくつか並べるカンジにするとか。同性用には普通の投げ銭も選べるようにしておけば問題ないと思います。

 

「エンターティメントとしてのWEB投げ銭」を行うには条件があると思います。

「誰から贈られても喜んで受け取る」

明るく爽やかに「ありがとう」が基本です。けっして「君とは付き合えないから受け取れない」などと言い出さないこと。返事においてもホームページ等においても「拒絶の言葉を書くくらいならその話題には触れない」ようにしましょう。

これができない人は向いていないかな・・と思います。

 

追記

 「ろじっくぱらだいす」のワタナベさんから回答をいただきました。

投げ銭は、「見たコンテンツに対する対価」として定義

全文を引用しませんが、丁重ながらきっぱりした態度に「職人魂」を見たというカンジがしました。

ただ、

「普段から見てて、バレンタインだからこれをきっかけに投げ銭」ってのはアリ。

とのことですので、「自分で勝手に想像して楽しむ」ことはできます。30文字のメッセージをつけられますので、商品名を書いてその気持ちを伝えることもできるでしょう。

(通販カタログを眺めながら)

 

 エンターティメントとしては「魅力的な方」に贈るというのが最重要ポイントになっています。(少なくとも私はまだ「若い男性なら誰でも楽しい」という境地まで達していません)

 設置するところが増えるといいですね。

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43.「ろじっくぱらだいす」のWEB投げ銭、実現?

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