株の話その3
「株をやっています」という話を聞くと最近でこそ「株主優待」が注目されるようになりましたが、たいてい「売買益」(高く売って安く買うことで儲ける)の話が多いです。 「多くの方々に気軽に株を買って欲しい。企業が儲かれば株主も儲かるようにしたい。気長に見守っていられるように小学生でも買えるくらいの値段にした(1株から買えるようにしました。株価は1株あたりの値段で書かれていますが、100〜1000株単位で売買されています。ミニ株と言って単位株を何人かでもつ形で手頃な値段で買える株も増えましたが、株主優待がある企業は単位株ごとが基本です)」とたびたび主張しているライブドアの堀江元社長も「売買益」を目的とした内容で話しています。ちなみにライブドアは現在のところ、配当金がなく、株主優待はポータルサイトで使えるポイントです。 こまめに株価を見て、データを分析して売り買いをしていてすごいなぁと思いながら眺めています。 でも、最近は別の楽しみ方をするようになりました。きっかけはテレビ局買収騒動のとき、ライブドア株を買ったことです。「株主優待」を基準にしている私としては普通ならまず選ばない銘柄です。当時はライブドアが著作権をもっているパソコンソフトとDVDのレンタルサービスのチケットでした。金額的にはかなりのものですが、私には使い道がありません。パソコンソフトはパソコンに詳しくない私には説明が難しく、DVDデッキをもっていないのでDVDをレンタルしても…というカンジでした。(DVDデッキは現在、兄が買ってきて家に提供したのであります) 堀江社長のテレビ出演をみて、ファンクラブに入るつもりで買いました。 ちなみにサイトをつくっているということでパソコンに詳しいという誤解をよく受けました。実際にはワープロソフトとインターネットにつなぐソフトが使えればできます。WEBスペースによっては書きあがった原稿をWEBスペースに載せるためのソフトを使わなければいけません。でも、私が使っているジオシティーは転送するページにつなげば転送できます。 現在、主流になっているブログはさらに簡単で、文章を書くページを開いて文章を書いてボタンを押すだけでサイトがつくれます。自分だけが見られるように設定できるところもあるのでメモ帳代わりに使ってみるのもいいかもしれません。 本来の目的から外れて買ったからにはそれなりに楽しまなければ…。 デジタルペットを飼うつもりで株価を眺めることにしました。 病気療養中でほとんどベッドや部屋で過ごすことも多い生活を送っていると寂しくなるものです。ペットを飼って心を癒したいところですが、自分の生活すら満足にできなくなることもある飼い主をもったペットは不幸としかいえません。 パソコンをはじめ、PHSでもみられるようにしました。 パソコンではすべてのもっている株をはじめ、気になる株のデータが見られるようにしてあります。(YAHOOをはじめ、ほとんどのポータルサイトで扱っています) 携帯サイトでは1社ごとに登録なのでライブドアだけ。 パケット代は大丈夫なのかと心配されそうですが、私がネット接続に使っているAIR H“のつなぎ放題プランはPHSでのインターネットも使い放題になります。携帯電話でしか使えないサービスが多いのが難点ですが、無料というのは大きいです。(いくら親元暮らしの独身貴族とはいえ削れる出費は削れるようでなければ、株で遊べる資金をつくることはできません) 随分、癒されました。デジタルペットも世話をしないとダメになってしまいますが、株は放置していても勝手に値段が動きます。特にライブドアは株値の動きが激しいので見るたびに数字が変わり、よく動き回る小動物を眺めているようなカンジでした。 株をはじめたらたとえ買ったときより値段が下がり続けても、遊びに使ったと思えるくらいにいろいろな楽しみを探したほうがいいと思います。 2006.2追記 証取法違反容疑で上場廃止の危機になり、取引時間が短くなるとは思っていませんでした。株は本当に難しいですね。 |