引きこもりについて

 「斬鉄剣」が以前リンクで紹介した「さようなら、青い鳥。」(2ちゃんねるのとあるスレの書き込みをまとめてFLASHにしたもの。引きこもりになった青少年たちの心情を主に語られています。テキスト版もあります)を元に引きこもりについて語っています。〜雑文収録・たったそれだけのこと

 

引きこもりにも様々な考え方がありますよね。

 

私は「引きこもりの定義」からは外れています。ただ、もし通学・通勤という外出・会話せざるをえない状況がなくなれば引きこもりと同じだろうなという気持ちがありました。

話さなくてはいけない状況にならないと話しにくいとか。(チャットをはじめてからかなり改善されてきました) 電話番号を教えてもらっても切羽詰った用事がないとかけられないとか。(電話番号の最後の数字や発信ボタンを押せずに固まっていて、休んで再チャレンジ。を繰り返しているうちにかかってきてしまうとか) 

 

かなり前になりますが、いわゆる引きこもり状況の方々と交流していた時期があります。対人感覚の面で共感する部分がたくさんありました。引きこもりは人と係わることを難しく思うという面で、うつ病の症状に酷似しています。共感する方々に出会えたことではしゃいでしまい、結果的に場を荒らしてしまいました。

ご迷惑をおかけしたことを深く反省しております。

 

 「さようなら、青い鳥。」のように自分の潜在能力への自信と周囲の評価のギャップで立ち止まる方々もいます。逆に自分に自信が持てず、世間を渡っていくことに恐れをいだくタイプもいます。

私は後者に当たるようです。自分ではかなりの自信家だと思っています。でも、安全性を重視するためでしょうか。中学生くらいからは「石橋を叩いて壊す勢いだ」「もう少しチャレンジ精神をもったほうがいい」などと言われ続けていました。

 「さようなら青い鳥」を見たときにやはり後者かもしれないと思いました。「バカにされる方々」を見ると、あの状況になったら果たして私は生き残れるのだろうかと不安になります。

一見、キレイ事を書いているようですが、他人のことを気にする余裕がない・自分のことしか考えられないともいいます。

ちなみに高校生の頃に1回きりで数百ドルだったら身体を売るかというテーマの洋画があって、「どうする?」という話がでたときに「絶対にイヤだ」「もし命がかかっていたら」「そんなおいしい話はありえない。脅迫されて、生涯縛られるはず。そんな状況になったら早めに自殺してケリをつける」などと言い、空気を凍らせました。

 現実的でない話だからこそ無責任に盛り上がれるものだと気づいたのはかなり後になってからです。

 

 社会に出る自信がなく、引きこもりになってしまった方へ。

 世間はすべてが優れた方々というわけではありません。とりあえず参加してしまってもいいのではないでしょうか。

 

 週刊誌などには学校・職場の困った方々などと愚痴を書いている特集がしばしばあります。こんな方々がたくさんいるのか。大変だな。あるいはこんな風に陰口を叩かれるのか。怖い。やっぱり世間に出たくない。と思うかもしれません。

でも、裏を返せば、「困った人間として陰口を叩かれるような方々も平気で学生・社会人をやっている」という意味です。そして、外部の方々に係わっているという理由で、引きこもりと呼ばれている方々よりも社会的評価が高いです。

 

 だったら、別に自分も社会人をやっていていいのではないか。生きていてもいいのではないか。そう思うことにしています。

社会人の場合、高い評価を受けようと思えばとてつもない努力が必要になります。でも、「参加することに意義がある」レベルならば、凄まじい環境を選ばなければどうにかなります。

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