「成功」しても

「斬鉄剣」が「成功」について熱く語っていました。

最初、このテーマで募集するかも、しないかも、と書いていました。「主観的成功」「客観的成功」の特徴の説明から入り、それを組み合わせた場合の幸福度の推定などを書いて、また応募体験記ネタにしようかなとちょっと思いました。

　でも、そういう堅い文章を完成させる気力がありません。そこで「成功」のイメージについて思ったことをちょこっと書いてみたいと思います。

「成功」というと思いっきり簡単に書くと「金、色、権力」が手に入る状態がイメージされるのではないでしょうか。

でも、実際にそれらが手に入る「一般的に社会的に成功していると思われる状態にある」でそれらを思いっきり満喫するのは難しいような気がします。

１．金

漫画やドラマなどで企業・団体・官公庁のお偉いさんや、青年実業家や、弁護士・医者など、いわゆる「一般的に社会的に成功していると思われる状態にある方々」が遊び歩いているなどのシーンがよくあります。

でも、実際にそういう職業についている方々はその地位や身分に伴う義務等でとても忙しいことが多いように思われます。

少なくとも私が知っている範囲では地位が高ければ高いほど早朝から夜遅くまで働きつづけていると思われる方々が多いです。（目撃情報をつなぎ合わせての推定）

　高価なものを買うことはできるかもしれません。でも、遊び歩くというのはかなり難しいのではないかと推定されます。そういう地位にのし上がる気合がある方々なので体力勝負で寝ないで遊んでいる可能性もありますけど。（こちらは目撃証言を集められません）

２．色

　男性の場合だと「一般的に社会的に成功していると思われる状態」だともてると思います。

プロバイダー主催チャットなど様々な方々が集まるところに参加して、「大学生時代の話」＆「エリートと思われる職業の話」をするとたいてい逆ナンパにあうはずです。逆ナンパまでいかなくても対応がかなり変わります。それまで「面白くない」と相手にされていないカンジだったのが、「真面目で誠実そう」というカンジで。

ただ、「成功した成果」と素直に喜べる方ならいいのですが、「会話を楽しみたい。そんな中で気が合う相手と知り合えたら」の場合は逆に不幸といえるかもしれません。

メンバーにもよりますが、これまで楽しく話していたはずの周囲の男性からいきなり冷たくされ、浮き上がるという状態になることもしばしばありますので。

３．権力

人から命令される立場でなく、思い通りにできる力がほしい。誰もが一度は思うはずです。でも、実際に「力」を手にするとその影響力ゆえに力がなかった頃よりも我慢しなければならないことも多くなっていくような気がします。

同じような言動をしても、力があると思われている方のほうが批判的に見られやすいような気がします。

そういうことに悩むのは良心的な人間だからだ。周囲の批判を気にしないで思い通りにできるなら問題ないと思うかもしれません。

でも、周囲から忌み嫌われ、いつか実質的な権力を失うこととなるでしょう。