酒井順子「負け犬の遠吠え」講談社でしみじみと

買いました(2004.6.23)

 (負け犬は未婚、子ナシ、三十代以上の女性のことを指します。広い意味ではいわゆる普通の家庭というものを築いていない人)

「負け犬論争」で検索してみつけた著者のインタビュー

http://books.yahoo.co.jp/featured/interview/20040204sakai/01.html

 

 発売以来、大きい波紋を呼んだようです。雑誌などの特集でしばしば目にしていました。ハードカバーなので悩んでいました。でも、図書館で借りられるのは相当先になりそうなので買うことに。ちなみに本編はまだ読んでいません。

何の偶然か、昨日、テレビで負け犬女性の番組が。会場にいる方々が「ゴージャス負け犬女性」と言われています。私はゴージャスでないよなと思いました。でも、チェックポイントのかなりが当てはまります。(いきつけの店は吉野家・松屋・マクドナルド・ミスタードーナッツ・大戸屋もありですか)

 ちなみに職場は「負け犬」が多いです。今のところは珍しく既婚者が多いのですが。福利厚生の仕事をしていることが多いので将来設計の知識が豊富。ある一定年齢を超えるとたいていマンション・家を買っています。ファッションにもお金をかけ、仕事にも趣味にも精力的で生き生きと暮らしている方が多いようです。

私も「生活に疲れたおばちゃん」(ヲタク系ともいう)を抜け出せるようにしていきたいと思います。

 

読み終わりました(2004.6.26)

 「わかる、わかる〜」としみじみ頷きました。「負け犬」が多い環境にいます。でも、特殊?と少々不安でした。でも、そうでもないようで安心です。検索エンジンで検索してみるとさらに仲間がたくさんいる様子。

 

 「お見合いしない?」

 と言われて、(男女問わず。サイトばれしてから言われやすくなりました。どう見ても自力で探すのは無理そうなようで)

「無理ですよ。投薬治療中なので子供が産めないんですよね。最初から子供を諦めるという条件だとね〜」

 などと周囲を重い沈黙に沈めるようなことを言わないようにしようと思います。ちなみにしばらくした頃に「今は結構、高齢出産もあるよね・・。40過ぎても大丈夫みたいだし・・」などと世間話の振りをして話して励ましてくれます。

(妊娠中には薬を飲んではいけません。うつ病でどうしても子供がほしい場合は医師に相談の上で投薬を中断し、薬の影響が抜けるのを待ってからになります。ただ、妊娠・出産の場合は様々な気苦労が増える上にホルモンバランスが崩れやすく普通の状態の方でも情緒不安定になりがちです。うつ病になる方もいます。うつ病が完治していない人間が行うとほぼ確実に病状が悪化。出産はできても子供が育てられない可能性が極めて高くなります)

 

この手の話題、最初は無難に流していました。でも、結婚したくないというはっきりした信念があるわけではありません。二十代前半の頃から「定年退職までには結婚したいですよね。定年退職の日に『実は寿退職です』とかいうの憧れですよね。就職したての若い子なんかいいですよね。婚姻届を勝手に出しちゃって」などと言っていたので、信憑性に欠けるらしいのですが。

でも、私としてもなるべくなら傷つきたくないのです。

「大卒ですか」と口を聞いてくれなくなるような経験を積み重ねてきました。男性の場合はこの話をしても信じてもらえないことが多いです。それ以外に問題があったのではないかと言われたこともあります。もう少し理解がある場合は「そういうヤツばかりでないし。もうちょっと相手を選んだほうが・・」と言います。ただ、履歴書を見て吟味して、好きになるわけではありませんし。(女性の場合はわかるわかると頷いてくれます)

そこで正直にいうことにしました。

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49.リスクを背負う 51.比較的いい条件なのに縁に恵まれない男性について