「最後まで読んでいただき、ありがとうございました」

閉鎖のご挨拶みたいですね。違います。これがタイトルです。この言葉はメルマガ掲載時にはコラムの最後についている言葉です。

 

 コラムを書くときに目標としているのが「最後まで読んでいただくこと」です。

 

私は普段、福利厚生の仕事をしています。最初は戸惑いの連続でした。何故、説明を読んでくれないんだ。パンフレットなどを配っても、そこに書いてあることを聞いてきます。

これがいかにも文字を読むのが苦手だろうという方々なら驚きません。普段、難しそうな書類をサクサク処理している方々です。

「興味がない文章をきちんと読んでもらうのは親指大の文字で5行以内」が座右の銘になりました。お知らせを出す場合には「内容と対象者といつまでにどうするのかだけを書いたもの」と「詳しい説明」の二部構成が基本です。自分に関係があったら詳しい説明を読んでくださいというやつです。

それほどに興味のない内容の文章というのは読んでもらいにくいものです。

 

コラムでもその経験と知識を生かしています。

まずタイトルと冒頭で何の内容かを書いています。次にどういういきさつでこういう話をするのかを書いて、気になった方々は読んでくださいとお知らせしています。最後に本文内容のまとめ。

さらに本文についてもなるべく柔らかく、軽く見せる工夫をしています。

1.一文一文を短くする。

2.改行を多くする。

3.テーマの中心になる文については改行後に書く。

 一般的に改行直後の文章のほうが読んでもらいやすいです。

 

斜め読みでも最後まで読んでいただければ「何となくこういう内容だろう」と伝わるようにできる限りの努力と工夫をしています。そのために方向的にはそうだけど正確ではないという部分もあります。何となく興味をもっていただいたら自分で詳しく調べるなりしてくださいというやつです。

 

読み手を意識して、文章を書く人間はそのくらい内容そのものだけでない細かいところに気を使っています。超有名サイトになると配置を決めるのにン時間というくらいだそうですし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メルマガ掲載時には配置を思いっきり変えられちゃっていますけどね。(泣)

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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