斬鉄剣論争2〜「テキストサイト界に求められているモノ」

斬鉄剣が書いた「テキストサイト界に求められているモノ」というタイトルの文章論と「無題」の意見を巡る論争。今回は「無情な日常」が話題になりました。

 実は私は「無題」より早くこのネタで日記を書いてアップしています。アップした後で「無題」を巡回したときはなかったですし。でも、「無題」では「どこも書いていないので」とさくっと書かれてしまいました。

 でも、「無情な日常」で2ちゃんねるのことが書いてあったのでこっそりホームページアドレスを書こうかなと行ったら、既にホームページアドレスを掲載していただいていました。

ありがとうございました。今度はまめにお気に入りに入れるように努力します。(註釈 投稿が1000を超えると使えなくなります)

 

2002.1.13 

 「斬鉄剣」でプロの方のテキストサイト批判について書いていました。多分、同じ文章を読んだことがあると思います。「説得力がないなぁ」と思いました。だって、読んでいて、わかりにくかったですから。

逆にどういうプロと編集者だろうと興味が沸いて、一応その方のサイトに行きました。でも、途中で帰りました。難しすぎて読みつづける気力がなかったので。

 

こういうことを書くとお前には読解力がないからだと怒られそうです。でも、プロというのはこういう「ごく普通の読解力しかない読者」が読むものを書く方々だと思っていたのですが。

 

2002.1.14 

 いつも蚊帳の外で勝手に遊んでいるはるです。こんにちは。

 今日もひっそり同じ話題を書いて、参加気分を味わってみようかと思います。

 

「面白くないサイトについて」

面白くないサイトをつくるなというご意見をみかけます。十人十色。面白い、面白くないの基準はそれぞれ違います。それぞれのニーズに合わせて好きなものを見ればいいのではないでしょうか。

で終わりですが、それでは短すぎるので頑張ってみます。

 

確かに見に行ったけど私には合わないなというサイト、かなりあります。そういうのに多くあたるとネットサーフィンが面倒になってくることもあります

 でも、つくる側の人間が全体の質を上げようなんて気にしなくてもいいのではないかと思います。ネットサーファーは面白くなければトップページで帰って二度と見に行きません。そういう方々が多ければつくり手もそのうちアクセスがないなどで気力がなくなり、やめると思います。

 

それでも続けているのはそれなりに理由があるということです。別にホームページというのは不特定多数向けのものだけではありません。知り合いにとっては更新日時だけでも今日は更新する元気があるようだねという情報になりえます。便利です。返事を要求するのは恐縮してしまうような方々にも気軽にお知らせできますし。メールだと返事を要求しているようだけど、ホームページなら好きな時に見ていただければという感じで。

 

当サイトはそういうノリでやっています。メル友候補さんにメール交換するかの判断材料にしていただく。宣伝と称して遊びに行き、そこで知り合った方々が興味をもったらみていただく。ファンメールを出す時の口実にする。など。

ホームページをつくると交流の幅が広がっていいですよ。文字だけのサイトなら技術がなくてもつくれますので、是非つくってみてくださいね。

 

こういうのをホームページスペースの無駄遣いというご意見もあるようです。でも、いいんじゃないですか。現在、スペースが不足しているという状況でもないんですから。

 

2002.1.15 

 一部で大反響の「斬鉄剣」テキスト。今日も元気に蚊帳の外で遊んでみようと思います。

 

 「無題」周辺でよく言われるのが、「魂が入ったテキスト」「理屈じゃない」と「ネットで人間性はわからない」が矛盾するというやつです。

 「ネットで人間性はわからない」に関する文章のタイトルや一文しか見ていないのか、わざと内容に触れないのか。

 

わざとですね。

「斬鉄剣」以外についての文章を見れば非常に理論的な思考をする方々だとわかりますから。読んでわからないわけがありません。はっきり言ってこの方々が素晴らしいと言っているプロより遥かに読みやすい文章を書いています。「斬鉄剣」に関する記述以外は好きですし、リンクできないのが惜しいくらいに面白いです。(現在、解禁しています)

ただ、言葉と表現がやや難しい気もします。もう少し簡単な言葉を使い、攻撃的な表現を控えた方がいいと思います。一般受けは狙っていないとのことですが、女性受けは少し考えていらっしゃるようですし。私が「硬い、難しそう、何だか偉そう」と言われますので、かなりターゲットが狭くなっているような気がします。

 

話を戻しましょう。

 

インパクトがある一文だけを引用して、その前後の説明は省く。とんでもない極論を書くサイトだということを印象付ける。

 

ネットバトルでよく使われる手法です。掲示板などでは数多く書き込んで相手の原文をなかなか読めないようにすれば相手に悪い印象を与えるのも可能です。

でも、サイト同士の場合は相手の原文が読めるので効果なしです。

しかも攻撃性が前面に出るとかえって相手への同情を集めてしまう諸刃の剣です。

アンチサイトは攻撃性が前面に出てしまっています。しかも普段のよいものはよい悪いものは悪いという感性をかなぐり捨てて、「批判するものなら何でも受け入れる」という感じです。

 

 もったいないなぁと思います。せっかくいい文章を書ける方々なのに。何故「斬鉄剣」に関しては普段の理性を失ってしまうのでしょうか。

 それだけ「斬鉄剣」がいろいろな意味で心を揺さぶるサイトと言えそうです。

 

2002.1.17

 「斬鉄剣」アンチサイト「無題」について書いたサイトが叩かれている中、穏やかな日々を過ごしているはるです。こんばんは。

やはり直接リンクしないとアクセス解析に引っかからないため、気付いてもらえないようです。(当時は文中リンクせず)

「前に掲示板に遊びに行ってもどこでもそうだっただろう」という鋭い指摘は私がかわいそうなのでやめておくのが思いやりだと思います。

 

 さて、今回はよくアンチサイトで叩かれる「斬鉄剣」の名文句「ネットで人間はわからない」についてです。

「斬鉄剣」では以前、リンクに関するトラブルを起こしています。そのため、この言葉は何をやっても自分はいい人と主張していると叩かれています。

そこで私なりの解説をしてみたいと思います。

もちろんわざわざ私が書かなくても原文を読めばわかります。叩いている方々も百も承知のことでしょう。単にこれをネタにして自論に持ち込んでみようというだけです。

 

 「文章によってわかるのは書いた人にはそういう一面もあるということである。量があればそれだけ判断材料が増えるが、○○な人と判断できるほど確かなものではない。実際に普段接している人間ですら完全に理解できるものではないのだから。だから、文章だけで簡単に○○な人と決め付けるのはよくないのではないか」

 

 同感です。文章で人間性が判断できるくらいなら、出会い系サイト関係の被害は起きません。ニュースで報道されているのはごく一部だと思われます。詳しくはネット被害のサイトを見るか、検索エンジンでGoogleなどの検索エンジンでネット犯罪・ネット被害などの単語で検索してください。その数に圧倒されます。

 

 恐らくこのテキストの最初の発表時期が悪かっただけではないかと思われます。

ただ、娯楽系サイトで幅広い層のアクセスを狙っていたら、平和なときにこういう重いテーマは書かないですよね。

 

2002.1.20

「斬鉄剣」に関する論争が起きると、他サイトが一生懸命に擁護しているのに「斬鉄剣」オーナー、ナミさんはまったく黙殺。冷たいのではないかというご意見を見かけます。

 

同じく「斬鉄剣」及びアンチサイトについて語っている私としては言いたい。

「見くびるんじゃねぇよ。オーナーはオーナー自身の責任で『斬鉄剣』というテーマについて語っているんだから」

「斬鉄剣」及びアンチサイトは題材です。「斬鉄剣」及びアンチサイトについて語っているのはあくまでそのサイトのオーナーたち。ナミさんが援護しないのはおかしいというのは、そのサイトのオーナーたちには語る力量がないと言っているも同然です。

 

「斬鉄剣」にたいしても失礼です。援護して欲しいなんて一言も言っていません。むしろ題材にされることに伴う不利益について一切文句を言わない寛大さに驚いています。題材にされるということは本人にはまったく責任がない迷惑メール等の困った反応を受ける可能性が高くなります。

 

かつてメルマガ投稿を行っていた時に一番気遣ったところです。私は投稿時に運営上、不都合な部分についてはすべて削除してくださいと申し入れしています。サイトに収録する際は削除しましたが、メルマガ掲載時にはメルマガの内容やオーナーについても書いています。

利用基準については管理人に決める権利がある。これが他の媒体を利用する際の条件です。利用者側としては「利用するメリットと制約によるデメリット」を考えた上で利用を決めましょうというところでしょうか。結果的に内容についてはほぼ削除されることなく掲載されましたが。

 

現在の私には利用するメリットが感じられないので利用していません。ただ、手っ取り早く自分の文章を多くの方に読ませたいという方にはお勧めです。ただし、読者は自分に興味があるわけではないというのが前提ということをお忘れなく。

初期の頃にメルマガやオーナーについてよく書いた理由です。読者はオーナーに関心があるので興味の沸く話題で引っ張り込むというやつです。ちなみに掲示板についてはすべてに一人一人にレスをつけました。サイト利用についての質問など自分にまったく関係ないレスがついても同様です。話題は何であっても自分に聞いてきて、それについて自分が答えたという実績の積み重ねがやがて本人への興味につながります。

他の話題で自分のところに引っ張り込むならそのくらいの根性が欲しいものです。

 

もっとも「斬鉄剣」もまた題材について語るサイトの一つ。もしかしたらその内容に反応してしまうこともあるかもしれません。でも、それはあくまでご自身の意見であり、擁護論を書くサイトの支援ではないと思います。

 

2002.1.20 2回目

ついに「斬鉄剣」「無題」に言及しました。

 というわけで私もいつもどおり蚊帳の外のお花畑で元気に遊びたいと思います。

 

 今回は騒動の元になった「斬鉄剣」の「テキストサイト界に求められているモノ」についての私の解釈です。もちろん解説しなくても原文を読めばわかります。単にこれをネタにして自説に持ち込みたいだけです。←この注意書きもおなじみになってきました。

 

 「文章に一番重要なのは『書いている方の世界(内容)に魅力があるか』です。文章力はその世界(内容)を読み手に伝える手段、いわば道具のようなものです。技術があるに越したことはありませんが、手段を重要視しすぎるのは本末転倒ではないでしょうか。いくら道具がよくても世界(内容)が伴わなければ意味はありません」

 

 文章を書くことを専門とするプロの方がアマチュアの「文章力」を批判するのはいかがなものかというご意見についてはいわばオプションだと思われます。この文章を書くきっかけを書いているのではないでしょうか。

 

 私がツッコミを入れるとすると「この文章を書くきっかけになったと推測されるプロの方に比べて、『斬鉄剣』の文章力が劣っていると言えるのか」というところです。

 内容についての賛否が出るという時点で内容が多くの方々に伝わり、心を揺さぶったという証ではないでしょうか。一方、プロの方の場合は「斬鉄剣」が話題にするまでは内容そのものに触れる方がほとんどいませんでした。

 

少なくとも私にはわかりにくかったです。いくら読み返しても「大手サイトは面白くない。プロとして通用しない」という内容しかつかめなかったですからね。

それなりの長さがありながら、そういう意見をもった根拠が見当たりません。せいぜい編集者もそういう意見だというところですか。そんなのは噂話レベルで、まったく理由にならないです。

批判するなら「どうしてそういう意見になったのか」という理由を書くのが基本です。そんな基本もなっていないようでは説得力がありません。それこそ単なる感情論ではないでしょうか。

 

 プロの方に手厳しいと思われるでしょう。私はプロとアマチュアではまったく見方が違います。それがそれを専門とするプロというものだと思います。

 

 まあ、「斬鉄剣」についての感想を言わせていただくと、私としては昔の文章のほうが読みやすいというのはあります。散々叩かれまくって、現在の状態になったんだと思います。罵倒で人を殺せないと言いますが、心を殺すことはできるんですよ。

ただ、やはり心を揺さぶられるのは変わりません。

 

2002.1.23

「斬鉄剣」のテキストに「無題」のコメントが出ました。

 久しぶりに掲示板に遊びに行こうかなとコメントを準備しましたが、膨大な量になってしまいました。うちのコラム一本分は軽くあります。これではほかの利用者に迷惑です。

では、サイトに掲載して掲示板にお知らせという前に使った方法でも・・。あ、となると引用部分は転載許可を取らなくてはいけないか。(もはや常用句となったカンジのものを除き、無断転載可になっていない限りは許可を取ることにしています) でも、こちらからリンクしないでというのは失礼ではないか。でも、メジャーどころも自主規制しているくらいですし。

などいろいろ考えたのですが、思いました。

 

「理屈じゃないから」

 

 好き嫌いは理屈じゃないんです。罵詈雑言と思われる表現がほとんどなくなった。それでいいのではないかと。

 けなしながらも何だか・・と思ったのは絶対に私だけじゃないはずです。・・よね?

 

追記 「無題」

トップへ オリジナルエッセイ目次

24.リンクフリーについて 26.斬鉄剣論争3